ヒルトン系ホテル宿泊記ホテル情報

ヒルトン名古屋宿泊記

2020年5月コロナ禍ではありましたが、仕事上の都合で名古屋に来た際にヒルトン名古屋に宿泊しました。

ヒルトン名古屋は1989年に開業した名古屋を代表する高級ホテルです。

名古屋は外資系ホテルが少なく、高級ホテルに泊まりたくても選択肢があまりないので貴重な存在です。

外観はやはり一昔前のシティホテルといった感じですが、内装は大部分がリフォームされ、古臭さは感じない綺麗なホテルです。

まずは建築概要から行きましょう。

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建築概要

建築主:AMMNAT企業共同体

設計:竹中工務店

施工:竹中工務店

延床面積:79968㎡

客室数:460室

階数:地下3F、地上28F

開業:1989年

名古屋の外資系高級ホテルは現状では名古屋駅直上のマリオットアソシアとこのヒルトンくらいしかないので、高級ホテルに泊まろうとしても選択肢がかなり少ないです。プリンスとかはあります。

どちらも開業からかなり経っているので、新たな高級ホテルの開業が待ち望まれます。

客室数460は名古屋ではかなり大規模です。マリオットの次くらいでしょうか。

設計施工は竹中工務店で、ヒルトン大阪も同社の設計施工です。

ヒルトン名古屋とヒルトン大阪は開業が3年しか変わらず、部屋の設えや外装等似ている部分も多いので、大阪でのノウハウを名古屋でもそのまま持ち込んだと考えられます。

あと立地ですが、ヒルトン名古屋は正直に言うとイマイチです。最寄り駅は地下鉄伏見駅で、名古屋駅から歩けない距離ではないですがタクシー推奨です。周りの雰囲気も納屋橋エリアのすぐそばのためガヤガヤしているエリアになります。

悪く言うと騒がしいエリアですが、飲食店などは豊富で名古屋駅エリアとは違って味がある場所ではあります。

アクセスは名古屋駅直上のマリオットの圧勝です。

この日は名古屋駅からタクシーでホテルに向かいました。

チェックイン

タクシーで車寄せまで送ってもらい、チェックインをしました。

荷物はすっと運んでくれたのでその辺はちゃんとしていてほっとしました。

エントランスからロビーラウンジ、レストランが良く見えるのですが、リニューアルしているので全く古臭さはなく洗練された雰囲気になっています。

チェックイン対応の方の物腰は柔らかく、気持ちよくチェックインすることができました。

客室

チェックインを済ませ、客室へ向かいます。

キャリーバッグを持って行ってくれるとかそういうサービスはなかったですね。まあ問題ありません。

今回は11階の部屋を案内されました。

ヒルトンルームクイーンです。

エレベーター内部は金ピカです。名古屋マリオットもそうなのですが、名古屋の高級ホテルはエレベーターが金色の傾向がありますね。これは建設当時流行っていたのでしょう。

今となっては良い趣味とは思えません。

廊下はこんな感じです。

カーペットがやたら深く、キャリーバッグが進みにくいです(笑)

まずは客室のメイン部分から。

大きな特徴はカーテンの代わりに襖がついていることです。

これはヒルトン東京もヒルトン大阪も同じなのでこだわりの意匠なのでしょう。外国人受けは良さそうです。

ヒルトン名古屋独自のデザインというと名古屋城の屋根の緑青をモチーフにした色彩でしょうか。

一級建築士としての私の観点から気になったのは、写真ではフローリングに見える木目の床です。

これ、実は塩ビの長尺シートです。本物のフローリングじゃありません。フローリング風のもっと安い材料です。

これはちょっと高級ホテルの設えではない気がします。

もちろん色んな事情があるのでしょうけど、こんな目立つところに塩ビはいかがなものかと思いましたね。

もっと言うとカーペットと塩ビの間に見切りもなくて塩ビシートの小口が見えます。(上の写真)

普通は金属系の見切りを入れると思うのですが、これでいいのでしょうか。

気になる点もありましたが、広さは35㎡なので快適で、清潔感は問題ありませんので私のような建築関係者以外は全く気になるところもなく満足できるでしょう。

瓶の水やケトルには満足で、置いてある家具の天板が石なのも質感が高くてよいです。

アメニティはこんな感じです。持って帰れるミニボトルはいいですよね。

ただ、ヒルトン系のアメニティは個人的に香りがあまり好きではありません。

これは完全に個人の意見です。

水回りはこんな感じです。

古めのホテルなので、ユニットバスです。

最近のホテルはビジネスホテルでも風呂とトイレが別になっていることが多いですね。これは建設時から変えられませんからどうしようもありません。

また、手軽に設置できる組立タイプのバスルームがメーカーから売り出され始めたのがここ20年くらいの話なので、それ以前のホテルはこういうユニットバスにせざるを得なかったという背景もあります。

部屋からの眺めはこんな感じでした。

まあ、立地的にきれいな風景ではないです。そこは期待しないほうがよいかと。

まとめ

今回は素泊まりでしたので、レストランやラウンジの記録はありません。

エグゼクティブラウンジが使えるエグゼクティブフロアもありますので、そちらに泊まるのも良いかもしれません。

今回宿泊費は素泊まりで17000円くらいでした。

ヒルトン名古屋は意外と宿泊費は安めに設定されているので、デートなんかでも利用しやすいかと思います。

あまり値段が変わらないストリングスホテル名古屋とか泊まるならヒルトンのほうがゆったりしていていいかなと私は思います。

マリオットアソシアと比べると立地や眺望に劇的な差があります。その分ヒルトンのほうが安いです。

個人的には名古屋のベストホテルは名古屋プリンスホテルスカイタワーなので、特別な理由がなければ今後はそちらにしようかと思いました。

名古屋のホテル選びの参考になれば幸いです。

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