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~フォーシーズンズ、アマン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ編~外資系&国内ホテルブランドまるわかり!

フォーシーズンズ、アマン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ

マンダリンオリエンタル香港

本ブログでは、外資系から国内ブランドまで主要ホテルブランドを紹介していきます。

目的としては世界的なホテルチェーンと国内ホテルチェーンをすべてブランドごとに横並びにしてカテゴリー分けをすることで」、ホテル選びの役に立てばと思ったからです。

外資系ホテルの紹介も大詰めになってきました。

第六回目の今回は世界にラグジュアリーホテルを展開するフォーシーズンズ、アマン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラについて解説します。

第一回目から五回目までで紹介した各ホテルチェーンは一つのグループ内で多数のブランドを展開する大型ホテルチェーンでしたが、今回紹介する4社はラグジュアリーホテル1本で勝負している企業です。会社の規模はこれまで紹介したチェーンと比べると小さいですが、どれも高級ホテルとして人気があり、日本にも展開している企業です。

いつのもように表にカテゴリー別にまとめました。

ブランド名ブランド名ブランド名ブランド名
カテゴリーフォーシーズンズアマンマンダリンオリエンタルペニンシュラ
ラグジュアリー
フォーシーズンズ アマン マンダリンオリエンタル ペニンシュラ
アッパーアップスケールなし なし なし なし
アップスケール なし なし なし なし
ミドルスケール なし なし なし なし
エコノミー なし なし なし なし

全てラグジュアリーのみです。今回も私の独断です。アマンはペニンシュラより高級だろうとか意見はあるかもわかりませんが、カテゴリー分けとしてはこれでよいかなと考えています。

順番に見ていきましょう。

フォーシーズンズ

カナダに本社を置くラグジュアリーホテルで、世界各地に100軒以上展開している。

1992年に東京のフォーシーズンズ椿山荘をオープンさせるまでは主に北米ばかりで展開していたが、それ以降は世界各地に急速に拡大している。

椿山荘との提携は現在は解消しているが、日本国内に2つ開業しており今後も東京大手町と沖縄にオープン予定がある。

名前の由来はドイツのレストランらしい。

客室数が控えめのホテルが多く、サービスを充実させようという基本的な運営方針がある。

ラグジュアリーホテルブランドしては、セントレジスやコンラッド、パークハイアットなどと比べて世界的にホテル数が多く、利用しやすい。

奇をてらわない豪華な内装と確かなサービスで、豊かなホテルステイをサポートしてくれる。

アマン

タイのプーケットから始まった東南アジアを中心に展開するラグジュアリーホテルチェーン。

そもそもが創始者の別荘計画をホテル運営にシフトチェンジした経緯があるので、隠れ家でゆっくりするというコンセプト。

そのため小規模でヴィラタイプのホテルが多く、客室はかなり広くゆったりとした作りになっている。立地も中心地ではなく、静かな場所を選ぶ傾向がある。

元祖のアマンプリは9ベッドルームヴィラというわけのわからない広さの部屋(というか家)もあり、宿泊費もプーケットとは思えない超高額である。

近年では東京にも進出し、都市型のアマンも展開している。

このアマン東京も他のラグジュアリーホテルと比べてかなり客室が広く、小さい部屋でも70平米を超えており、他のホテルならスイートくらいの広さである。

アマンは他のラグジュアリーホテルよりワンランク上のホテルステイを体験できるが、宿泊費もワンランク上であるため、気軽には宿泊できないが一度は泊まってみたいホテルである。

マンダリンオリエンタル

香港に本拠地を置く、ラグジュアリーホテルチェーン。

元祖であるマンダリンオリエンタル香港は1963年開業の老舗で、当初はかなり大型で高層の高級ホテルであった。

香港を代表するホテルの一つで、数々の賞を受賞し、たくさんの著名人が利用した。

元々はジャーディンマセソン社のホテル事業としてスタートしており、他のラグジュアリーホテルと違うのは最初から大企業であること。アマンやフォーシーズンズのように段々大きくなったホテルではない。

国内ではマンダリンオリエンタル東京のみ。日本国内のホテルの中では各方面からの評価がすこぶる高いホテルで、フォーブストラベルガイドではいつも五つ星である。

ペニンシュラ

香港&上海ホテルズが運営するラグジュアリーホテル。

その名の通り、当初は香港と上海にペニンシュラを展開した。他のチェーンと比べると事業拡大のスピードは控えめで、現在でも世界で10軒ほどしかペニンシュラは運営されていない。

特徴としてはリゾートホテルを持たず、すべてシティホテル。

ザ・ペニンシュラ香港は香港を代表する高級ホテルで開業は1928年と超老舗。今でこそこのホテルよりロケーションが良いホテルはあるが、当時としては素晴らしい立地。

重厚感のあるコロニアル建築であり、新館の存在感も相まってかなり厳かな雰囲気の外観。宿泊価格もかなり高めで、香港内でも随一。それでも観光客にはとても人気がある。

国内ではザ・ペニンシュラ東京が2007年に開業。文句なしの正統派ラグジュアリーホテルである。

ザ・ペニンシュラ香港

まとめ

今回はフォーシーズンズ、アマン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラの4社について紹介しました。

どのホテルも気軽に利用できる価格のホテルではないですが、利用すればきっと思い出に残る滞在になるラグジュアリーホテルです。

ここからは筆者の雑談です。

これらのホテルはラグジュアリーブランドのみ運営しているということで、ユーザーの多様性とか、ニーズの幅といったことに対応する戦略ではなく、一貫して最上のサービスをしようという方針ですね。

どうなんですかね。ブランド戦略としては正しいと思います。バッグとかを作っているハイブランドも在庫が余ると、安売りするのではなく処分するそうですし、ホテルのブランドイメージを崩さないよう努力するのは大切です。

廉価版ブランドを作らない姿勢はおもてなしの理念みたいなものが経営上にあるのでしょう。

マリオットのコートヤードとかヒルトンのダブルツリーみたいなブランドって結局あんまりお金ないけどそれなりのサービスを受けたいっていうマス層のニーズを汲んでいるもので、当然世界にはこのマス層が多数派なわけです。

この大きなニーズに合わせてブランドを展開するというのは合理的ですよね。

今まで安宿で旅行していた人たちがこの価格であの聞いたことあるホテルに泊まれるならそちらにしようかとなるわけです。これはアウディのA1とかと近いニーズで、アウディはアウディですから。

勝手な予想ですが、フォーシーズンズなんかはそのうち廉価ブランドが発表されるんじゃないかと思っています。事業拡大の意図が見えますし、大きな資本がバックについています。

ペニンシュラのようなあまり事業拡大をしていないホテルでは今後もブランドを大切にして運営していくでしょう。

以上雑な雑談でした。

この記事が誰かの役に立てば幸いです。

それではまた!

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