~プリンスホテル編~外資系&国内ホテルブランドまるわかり!

前回まではすべて外資系ホテルブランドの記事を書いてきましたが、一旦お休みして日系企業のホテルブランド紹介をしていきます。

日系企業は外資系と比べてホテル名を聞くだけで何となくどの系列の会社が運営しているのかわかりやすい部分もあるのですが、ホテル事業をやっている会社の数が多いので、煩雑です。

グレード感は正直よくわからないけどプレミアってついていれば結構いいホテルなんじゃない?みたいな感覚の人も多いのではないでしょうか。

日系のホテルは外資系や国内他チェーンと横並びにしたときにグレードのカテゴリーがどこに位置するのかわかりにくいです。

同じ会社のホテル同士ではプレミアってつけてみたり、グランドってつけてみたりして何となく格式を変えているのは伝わりますが、他のチェーンと比べてどうなのかはホテル検索サイトを眺めていても中々わかりません。

そういった疑問を解決するべく、このような記事を書いています。

外資系と一緒で同じ名前のホテルでも結構グレード感に幅があるので一概には言えないのですが、批判覚悟で外資系ホテルとも横並びで格付けしていきます。

今回はプリンスホテルです。

プリンスホテルは戦後の日本のホテルレジャー開発事業を語る上で欠かせない存在ですが、歴史沿革といった話はこの記事の趣旨と違いますので、いつか記事にできたらと思います。

プリンスホテル

概要

プリンスホテルを運営するのは株式会社プリンスホテルで、西武グループの子会社です。西武グループのホテル事業担当会社ですね。

日本国内はもちろんのこと、海外にも多数進出しており、日系のホテルチェーンとしては最大規模です。全体の特徴としてはホテルとしての規模がかなり大きいホテルが多いということです。最近できたプリンスホテルはそうでもないのですが、昭和に建設されたプリンスホテルはホテルとしての機能以外の要素が盛りだくさんの一大商業施設になっています。

品川プリンスホテルは映画館や水族館までありますし、ザ・プリンス軽井沢、軽井沢プリンスホテルはスキー場や森までプリンスホテルの持ち物です。

かつて箱根や軽井沢の開発事業に力を入れていたため、そのあたりにとんでもない広さの土地を持っています。軽井沢観光に行って西武グループの経済圏に取り込まれずに楽しむのは無理なんじゃないかと思います。

有名建築家によって設計されたホテルも多数あるので、そういう楽しみ方もできるのがプリンスホテルです。

それではカテゴリー分けの表から見ていきましょう。

カテゴリーブランド名
ラグジュアリー・ザ・プリンスギャラリー
アッパーアップスケール・ザ・プリンス
アップスケール・グランドプリンスホテル
・プリンスホテル
ミッドスケール・プリンススマートイン
エコノミーなし

今回も私の独断でカテゴリー分けをしました。

グランドプリンスホテルとプリンスホテルは若干グランドプリンスが格上ではあるのですが、そこまで変わらないので同じカテゴリーにしました。

このほかにも色々経営しているのですが、今回は割愛します。

ラグジュアリー

ザ・プリンスギャラリー

プリンスホテル系の最高級ラグジュアリーホテル。現状東京のザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のみが展開。このホテルはマリオット系のラグジュアリーコレクションにも加盟しており、マリオット系のサービスもプリンスホテル系のサービスも受けられる。(会員特典など)

複合高層ビルの上階に構えるという最近流行りの構え方だが、このホテルが入っている東京ガーデンテラス紀尾井町は西武グループが保有しており、よくあるデベロッパーに誘致された外資系ラグジュアリーホテルとは違い、多大な初期投資をプリンスホテルは行い開業している。

プリンスホテル系のホテルは内装に遊び心がない正統派というのが私の個人的な意見。しかしこのザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町はインテリアが非常に凝っていておしゃれ。やろうと思えばできるのか。

ザ・プリンスギャラリー紀尾井町

アッパーアップスケール

ザ・プリンス

ザ・プリンスギャラリーがオープンするまでは最上級だったプリンスホテル系高級ホテルブランド。

特に注目はザ・プリンス軽井沢。軽井沢プリンスホテルと一体となって周辺をプリンスホテル系の施設で埋め尽くしている巨大リゾート施設となっている。スキー場にテニスコート、ゴルフ場にアウトレットもあり、軽井沢付近には浅間山のふもとにある鬼押出園やそこに至るための有料道路も所有しており、軽井沢観光客は西武グループから逃れることはできない。

ザ・プリンス軽井沢は有名建築家の清家清設計。清家清は戦後の都市型住宅の在り方を提唱した建築家で、大学の建築学科で学んでいく中で遭遇しないことは不可能。ちなみに軽井沢プリンスホテルも有名建築家である黒川紀章設計。こちらも遭遇しないことは不可能。これだけ有名建築家に依頼できるというのはいかに金があったかということである。(偏見)

ザ・プリンス軽井沢

東京にある高層ビルタイプのさくらタワー東京と、パークタワー東京も良いホテルで、特にパークタワー東京は東京タワーを見ることだけを考えれば最高のロケーション。エグゼティブラウンジがおすすめ。

東京プリンスホテルも東京タワーの目の前にあるもの、低層で近すぎるためよく見えない。

アップスケール

グランドプリンスホテル

プリンスホテルの中でいくつかがグランドプリンスホテルに改称。元々プリンスホテルなので、グレード感はプリンスホテルとあまり変わらない。

どれも年季が入っているホテルで、古臭さはどうしても拭えないが規模が大きくてゆったりしているザ・大型都市型ホテルな雰囲気はある。

グランドプリンスホテル高輪は現状最古のプリンスホテル。グランドプリンスホテル新高輪とザ・プリンスさくらタワー東京と同一敷地にあり、品川プリンスホテルとともに品川周辺にとんでもない規模で街づくりに寄与している。

グランドプリンスホテル京都は有名建築家、村野藤吾設計。同氏はザ・プリンス箱根芦ノ湖も手掛けている。村野藤吾作品は外装だけでなく、内装においても曲線を多用する建築家であり、プリンスホテル系のこれらのホテルはストレートにその影響を受けている。

グランドプリンスホテル京都

プリンスホテル

プリンスホテル系のメインブランド。低層シティホテルから高層シティホテル、リゾートホテルまで幅広く展開。

郊外のホテルが多いが、東京、名古屋、札幌といった都市部にもある。

東京プリンスホテルは、東京タワーの目の前によくもこんな土地があったものかと思う昔ながらの高級ホテル。最近はナイトプールとかやっていてチャラい側面も。

品川プリンスホテルは一つの街かと思う規模。

名古屋プリンスホテルスカイタワーはプリンスホテルとしては珍しい他社ビルの高層部に構えるという外資系高級ホテルのような面構え。ロビーから最上階まで吹き抜けになっており、プリンスホテルとは思えない(悪口ではない)おしゃれな空間で眺望も抜群。名古屋に泊まるなら同価格帯のマリオットアソシアよりおすすめ。ただ名古屋駅から若干遠い。

ミッドスケール

プリンススマートイン

まだ開業していない新しい形態。おそらくビジネスホテルに近いブランドになると思われる。プリンスファンからすると低価格帯もあるとありがたいのでは。

恵比寿、熱海に開業する予定。こういう廉価版ブランドというのは最近の流行りであり、勢いがあるカテゴリーのためさらに増えていくと予想。

まとめ

今回は初めて国内チェーンとしてプリンスホテルを紹介しました。

プリンスホテルは海外展開もしていますので、海外旅行に行ってもプリンス系ホテルには泊まることができます。

全体としてはやはり西武グループの圧倒的な経済力によって開発されてきた土地では無類の存在感を放っており、日本国内において外資系ホテルが到底参入できない規模でホテル運営をしている点が強みですね。オンリーワンなホテルが多いです。

日本一の売上高を誇るプリンスホテルですが、外資系と比べると売り上げでは大きな差があります。

プリンスホテルは大体1700億円くらいですが、マリオットは2兆円越え、ハイアットでも5000億円くらいあります。

インバウンド需要を狙うという意味では世界的な知名度的に外資系には一歩遅れている感は否めません。マリオットと提携したりしているので、外国人狙いの方向性は一応あるのでしょう。

先が知れてる日本人の需要に期待は難しいので外国人を呼ぶこむ戦略が今後必要になりますね。

私はプリンスホテルすごく好きです。それほど高くない宿泊費で伝統あるシティホテルに泊まれるし、敷地が広いので空間もゆったりしている。大抵クラブラウンジも設置されている。

最近できたプリンス系は課題であるおしゃれさも備えています。

日本代表として外資系に負けずインバウンド需要を大いに勝ち取ってもらいたいです。

今回の記事が誰かの役に立てば幸いです。

それではまた!

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