2020年12月、Goto一時停止が決定しましたが大阪に行く予定は変更できないので妻と二人で行ってきました。今回宿泊先に選んだのは今年7月にオープンしたばかりのZentisOsakaです。
ゼンティス大阪はパレスホテルの新ブランドとして誕生した宿泊特化型ホテルです。
パレスホテルは何と言っても東京のパレスホテル東京が日本を代表するホテルとして有名ですが、大阪ではパレスホテル系のホテルはありませんでした。
最近の流行りである宿泊特化型ホテルを大阪にオープンしたのはインバウンド需要を見据えてでしょうか。
いわゆるライフスタイルホテルのカテゴリーと考えて良いでしょう。
大阪駅周辺は大型シティホテルはたくさんありますが、意外とライフスタイルホテルは少ないです。
ぱっと思いつくところではレスパイア大阪とかモクシー新梅田ぐらいですかね。
レスパイア大阪もライフスタイルホテルのカテゴリーではないかもしれません。
ライフスタイルホテルは心斎橋とかそっちの方に展開しているイメージですね。
梅田でも新しい選択肢ができたのは嬉しいですし、ゼンティス大阪のすぐ近くでアロフト堂島も建設中なので、大阪駅周辺にも宿泊特化型ホテルの波が来ていますね。
早速建築概要から見ていきましょう。
建築概要
建築主:関電不動産
設計:鹿島建設
施工:鹿島建設
延床面積:12136㎡
階数:地上16F、地下1階
立地は北新地駅から徒歩5分くらい大阪駅からなら徒歩10分くらいの堂島エリアにあります。めちゃくちゃアクセスが良いわけではありませんが、北新地なので周りには飲食店が多く、賑やかなエリアです。
ゼンティス大阪が入っているビルは1~13Fがホテル、14~16階が高級賃貸マンションとなっています。
設計施工が鹿島建設です。
最近開業するホテルの多くはゼネコンの設計施工でインテリアだけ外部デザイナーに委託する形が主流です。
ゼネコンの設計担当者からするとおいしいところを持っていかれる感じでしょうね(笑)
ただ、鹿島建設が設計したであろう建物の外観は堂島らしく少しクラシカルな雰囲気がありつつも、若者受けするようなオシャレさも兼ね備えて素晴らしい設計だと思いました。
チェックイン
お昼過ぎくらいにホテルに着きました。
エントランスはナチュラルな色合いが印象的な空間です。おしゃれですね。跳ね出しタイプのサインもかっこいいです。
入るとまず大きな階段が目に飛び込んできます。
この階段を上がった先にはレストランがあります。
奥にソファなどがあり、コーヒーやビールを飲みながら雑誌や新聞を読めるようになっています。
コーヒーは無料でセルフサービスなので飲み放題です。
部屋に持っていくこともできます。
外観そうですが内装もベージュ、グレー、淡いグリーンなどのナチュラルな色味が多用されていて上質な雰囲気です。
12時ごろでしたが、部屋の用意ができているということで案内してもらえました。
感じの良い黒人女性が対応してくれました。
客室
今回のお部屋はStudioというこのホテルでは最もポピュラーな客室です。
719号室でした。
全体的に温かみがある色合いで構成されていて落ち着く空間になっています。
部屋の広さは25㎡とそれほど広くはないですが、バスタブがなくトイレと洗面がセットになっているなど無駄な空間を排除しているので広く感じます。
間接照明も多用されていてシンプルでおしゃれです。
7階なので眺望は良くありませんが、広い窓は十分な採光を確保してくれます。
テレビの前にテーブルを持ってくるレイアウトは苦肉の策感がありますね(笑)
水回りは壁も床もタイル張りになっていて高級感があります。
シャワーはベッドから丸見えなので、電動のロールカーテンがついていてブラインドの役割をしてくれます。
洗面は広くはないですが、高い質感です。
アメニティは十分です。
トイレと洗面が一緒になっていて、できれば分けてほしかった気もします。省スペースにはなりますが。
レインシャワー付きのシャワーブースはホテル感があります。
シャンプー類はHUNTERというブランドです。
初めて使いましたが、少しキシキシしました。匂いはすごくよかったです。
このシャワーは客室の入り口のすぐ横のガラス越しに見えるように設計されています。
まぜこんなに中が見えやすい設計になっているのかはわかりません。
普通に恥ずかしい気がしますが。
ミニバーとクローゼットが一体になっていてここでも省スペースが図られています。
このミニバーの天台が非常に大きく、使い勝手がよいです。
コーヒーは4杯分で充実ですが、紅茶がないのが残念ですね。
パジャマは肌触りが良い感じでした。
加湿器もあるのはポイント高いですね。
FrancFrancの加湿器なのは意外でした。
お部屋全体の総評としては広さはそれほどないが、高品質な材料でシンプルにまとめられていて好印象。
特に水回りは狭いながらも高級感があります。
コンセントの数が通常のホテルより多いのも好感が持てます。
テレビにはAppleTVがついていてスマホのミラーリングやNETFLIXなども楽しめてホテルにおこもりステイもできそうです。
レストラン「UPSTAIRZ」
早めにホテルに着いたのでレストランをカフェ利用することにしました。
レストランは2階にあるUPSTAIRZです。
ロビーの階段からも行けますし、もちろんEVでも行けます。
天井が高くて暖かい感じの内装です。
奥に見えるのは個室で、テラス席もあります。
お好きな席でと言われたのでソファ席にしました。
頼んだのは大阪ベーブルースというご当地ビールとマロンケーキです。
嫁さんはアイスティーです。
このケーキは超おいしかったです。
アイスティーは普通でしたが、大阪ベーブルースというビールはフルーティな味わいでした。
隣の席ではアフタヌーンティを楽しんでいるレディがいたりと基本的にお客さんは女性ばかりで男は私だけでした。
これだけおしゃれなら確かに女子ウケ抜群でしょう。
フィットネス
このホテルにはフィットネスもあります。
行っていないので、写真だけ掲載しておきます。
非常にコンパクトなジムです。
まとめ
ゼンティス大阪での滞在は非常に満足しました。
今回は1泊1室素泊まりでGoto使わずに12100円でした。
この価格は優待価格なので、普段は2万円くらいだと思います。
価格に対する満足度は高いと言えます。
高級ホテルレベルの内装の質感ですし、スタッフの方の愛想も良いです。
内装のデザインが秀逸で落ち着きあるおしゃれ空間に仕上がっています。
デートや女子旅で使うのがぴったりのホテルではないでしょうか。
すぐとなりに似たようなテイストのアロフト堂島が建設中なので、そちらがオープンしてから客の取り合いになりそうです。
パレスホテルは本当に良いホテルを作ったと思います。ライフスタイルホテルは外資系の得意分野なイメージでしたが、日系企業もやればできますね。
今後の大阪ステイの候補に必ず挙がってくるホテルになりました。
総合評価
立地:★★★★☆
大阪駅から少し歩きますが、賑やかなエリアです。
サービス:★★★★★
丁寧な接客でした。
客室、設備:★★★★★
客室はスタイリッシュでよくまとまっています。
コスパ:★★★★☆
1万円~1万5千円で泊まれると満足感が高いと思います。
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