建設ラッシュが続く京都のホテルですが、その中でも日系企業で京都にホテルを作りまくっているのが三井不動産です。
今回は数ある京都の三井系のホテルの中から三井ガーデンホテル京都新町別邸に宿泊してきました。
三井不動産は三井ガーデンホテルのほかにもホテルセレスティン京都、sequence京都五条、HOTEL THE MITSUIなど様々な価格帯のホテルを京都で展開しており、最も開発に注力しているエリアといえます。
私は京都でセレスティンは泊ったことがあるのですが、他は泊ったことがなくビジネスホテル形態のホテルにも泊まりたいと思い、今回宿泊しました。
京都のホテルはビジネスホテルといっても古民家風で趣がある外見のホテルが多く、この三井ガーデンホテル京都新町別邸もその類の京都らしい外見のホテルです。
三井ガーデンホテルはビジネスホテルというカテゴリーではありますが、その辺のシティホテルに負けない質感の高さが売りのホテルだと私は思っています。
建築概要
建築主:三井不動産株式会社
設計:竹中工務店
施工:竹中工務店
延床面積:5528㎡
階数:地下1階、地上5階
設計施工竹中工務店ということで三井不動産と竹中工務店は鉄板の組み合わせですから、信頼感があります。
三井不動産がホテルを建てる時にタッグを組むゼネコンは三井住友建設が割合的には多いかなと感じます。
竹中工務店などのスーパーゼネコンにこのくらいの小ぶりなホテルを発注しているのは、三井ガーデンホテルの中でもこのホテルには期待をしている表れでしょう。
立地ですが、最寄り駅は地下鉄四条駅でそこから徒歩7分です。
少し駅からは遠かったです。
静かな住宅街という感じのところにあり、こんなところにホテルがあるのかな?というようなロケーションです。
目の前にはホテルビスタプレミオ和邸というホテルがあり、見た目も価格も近いので好みで選ぶとよいでしょう。
チェックイン
外観はいかにも京都という瓦と漆喰を用いた屋根と外壁で構成されていて、よくある四角いビジネスホテルとは一線を画します。
入口の暖簾や行灯も京都に来たことを実感できる雰囲気で非常に良いです。
この外観は保存ではなく新築みたいなので、京都らしさを強調したいという熱を感じます。
入口を入ると風除室ですが、この風除室が素晴らしかったです。
保存建築ではないので当然柱は鉄骨なのですが、いかにも木に見える仕上げと古民家を思わせる天井の梁が雰囲気夏群です。梁は多分本物の木だと思います。
横には中庭があります。
これが高級ホテルだとハリボテで雰囲気作っててわざとらしいとなるのですが、ビジネスホテルレベルではよくここまでやるな凄いなと感じます。
ロビーは写真を1枚しか取れませんでした。すみません。公式の画像も載せます。
中庭を望む構成で、ビジネスホテルにしては十分すぎる質感です。
中庭を囲むように部屋が配置されており、外からの見た目の割に敷地が広いことがわかります。
チェックインはスムーズでした。
宿泊者は多く流行っていました。
客室
今回はモデレートツインという部屋でした。
広さは22㎡でビジネスホテルとしては広めです。
これくらいあればゆっくりすることが出来ます。
シンプルな食器や備品ですが、この棚はおしゃれですね。
水回りは完全なユニットバスでこの辺は多くを求めてはいけませんね。
普通です。
ドライヤーは普通です。
アメニティも普通です。
客室は特出することはないですが、清潔で使いやすい設計です。
宿泊価格からするととても満足できる内容です。
大浴場
三井ガーデンホテルのお馴染みの大浴場です。
このホテルでは湯どころ華といいます。
コロナ対策がされた大浴場は中々の広さでした。
人がいたので写真は撮れず、公式で勘弁ください。
お湯は炭酸泉で快適です。
まだ新しいホテルなので大浴場も清潔です。
まとめ
今回の宿泊費は1泊2人素泊まりで6000円程度でした。
立地がそれほど良くないので、ビジネス利用なら京都駅前とか河原町とかに泊まったほうが良いと思いますがリーズナブルな旅行に使う分には良いホテルだと思います。
個人的には少しばかりの感動を覚えるホテルでした。
ビジネスホテル価格でここまでの質感、京都感を味わえるのは素晴らしいと思います。
京都はホテル建設ラッシュによってホテルがありすぎてどれも新しいので選ぶのが大変ですが、これはおススメできるホテルです。
同じ三井系のセレスティンと比べると立地、部屋の広さ、サービスは当然セレスティンのほうが良いですが、金額ほどの差はないかと感じました。
同じ京都の三井ガーデンホテルで比べるならば、立地に目を瞑れるのであればこの京都新町別邸が1番クオリティが高いと思います。
これからも三井系のホテルにはお世話になりたいと思います。
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