2021年６月開業の最新ホテルであるカンデオホテルズ京都烏丸六角に宿泊してきました。
カンデオホテルズは初めての宿泊です。
ビジホ以上シティホテル未満というイメージだったカンデオホテルズですが、今回の宿泊で非常に好きになりました。
このホテルは有形文化財の町家を改修してホテルにしており、京都情緒を溢れる体験をすることができます。
町家改修タイプのホテルは京都にはたくさんありますが、カンデオホテルズは客室部は新築であり、改修された町家と良い意味で切り離されていて新築の最新感と町家の情緒の良いとこ取りをしていました。
早速建築概要から行きましょう。
建築概要
建築主：東京建物株式会社
延床面積：3525㎡
階数：地上１０階
残念ながら設計と施工会社が分かりませんでした。
東京建物の開発事業でそこにカンデオホテルが参画という形ですね。
このタッグはカンデオホテルズ大宮、六本木でも同様です。
東京建物はここ数年ホテル事業を推進していて、アマン東京とか実は東京建物の誘致です。豆知識です。
立地は良いです。烏丸御池駅から徒歩３分程度で、京都の最も都会なエリアにあります。
近くに飲食店も多く、賑わいがあります。
チェックイン
まず外観は完全に町家です。
ホテルとは思えない風貌で、おしゃれな料理屋かと思いました。
実は奥に新築の客室棟があるのですが、その存在を感じさせない設計は素晴らしいです。
入るといきなり和室が登場しますが、ここで靴を脱ぐわけではありません。
この和室はラウンジとなっていてお茶を飲んだりできます。
脇に土間の通路があり、こちらを通ってフロントに行きます。
この扉、明らかに材質は古いのですが自動ドアです。
元々ついていた古い扉を自動ドアにリノベーションしたのでしょうか。感動しました。
チェックインを済ませて町家の奥に行くと新築棟があり、ここの客室や大浴場があります。
町家と新築棟は切り離されていて、屋外を通ります。
明るくて女性でも歩きやすい通路です。
客室
廊下はおしゃれです。
写真ではわかりませんが、このホテルは廊下が外部とつながっていて空調が効いていません。
不思議な作りです。
今回の部屋は最も安いタイプの客室です。
広くはないですが、リビングスペースもあって寛げる余裕があります。
洗面とミニバーが一体になっています。
人口大理石の洗面は最近のトレンドですね。
コーヒーがないのは残念です。
アメニティやドライヤーは特に特徴はありません。
バスタブはなく、シャワーブースがあります。
大浴場があるホテルでは下手に浴槽があって部屋を圧迫するよりこの方が良いと個人的には思っています。
荷物を置くスペースが非常に広いです。
大浴場
このホテルは大浴場を強い売りにしています。
今回貸し切りだったので男湯の写真を撮ってきました。
大浴場は内湯と外湯に分かれていています。
男湯にはサウナがあり、女湯には壺湯があるようです。
サウナは私好みの高温でした。
全面大理石調になっており、売りにしているだけあってコストがかかっています。
外湯は一般的な露天風呂という感じではなく、トップライト＋ガラリで一応外部空間だけど、全く外は見えません。
外湯には水風呂もあります。
大浴場はとてもハイクオリティです。
１泊１万円クラスのホテルの大浴場で、都市部の狭小地であることを考えると100点です。
ラウンジ
エントランスにもなっている町家部分はラウンジなっています。
町家を改修しただけあって、京都らしさ全開のラウンジです。
建物の構造部や建具は古いままですが、畳や壁が改修してあるので味のある綺麗さです。
２階にはライブラリがあり、コーヒーが無料で飲めます。
個人的に人が使ったビーズクッションが苦手なので利用しませんでした。
おつまみやアルコールが購入できる売店もあります。
品ぞろえの気が利いていて、コンビニでは満足できない人にはもってこいですね。
町家でワインなんてお洒落で良いですよね。
まとめ
今回は１泊素泊まり２名で10000円でした。
総合的に非常に満足しました。
価格と内装、設備のバランスを考えるとコスパが良いと思いますし、京都旅行で利用すれば京都に来た感をさらに高めることができます。
町家改修タイプのホテルは京都には多くありますが、ここまでしっかり町家を残してホテルにしているものは少ないと思うので貴重な体験ができます。
総合評価
立地：★★★★☆
京都の中心部であり、利用しやすいです。
客室、設備：★★★★★
町家の雰囲気と大浴場のクオリティに大満足です。客室はコンパクトですが、安っぽさがありません。
サービス：★★★★☆
全く問題なく、快適でした。
コスパ：★★★★☆
コスパは高いです。京都は競合ホテルが多いですが、優位性は高いと思います。
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