~安藤間~建設業界の企業解説

建設業界で一級建築士として働く私が、建設業界について噛み砕いて、そして率直に解説します。主要な会社については一社ごとに紹介します。

普通の就職活動ではわからない、各社の特徴や評判まで脚色ありまくりで書いていきます。

あまり信じてもらっても困るのですが、大枠は外さないつもりですので参考程度にはなるはずです。

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今回は安藤間について紹介します。

データは2019年度有価証券報告書に基づき掲載しています。

概要

社名

株式会社安藤・間(東証1部)

キャッチコピー

人と技術で、未来に挑む。

売上高(連結)

3599億円

経常利益(連結)

224億円

売上高の内訳

土木事業1187億円
建築事業2088億円
グループ事業273億円
その他50億円
合計3599億円

・土木事業:建築事業=1:1.7

・海外比率 8%

社員数

連結3966人 本体3493人

平均年齢

45.5歳

平均継続年数

18.1年

平均年収

848万円

設立

2013年 間組と安藤建設が合併し設立

有名なプロジェクト

・中山競馬場スタンド

・東京ビッグサイト

・長井ダム

・ペトロナスツインタワー タワー1(マレーシア)

解説(ここからは私見が入ります)

2013年の合併によって誕生した準大手ゼネコン。

合併前の間組が土木主体の会社で、安藤建設が建築主体の会社である。

間組の経営が悪化したため安藤建設が資本提携をした経緯があるため、名前は安藤が先である。

ゼネコン全体の中では土木工事の割合が高いゆえ、土木工事に定評がある。

建築工事に関しては大型再開発プロジェクトを受注することは少ないが、ペトロナスツインタワーや東京ビッグサイトなどのランドマーク建築の実績もある。

ここ数年はオリンピック需要などで経営状況が良化していたが、2019年の決算では目標達成ができず他のゼネコンが各社好業績をあげる中イマイチな結果となった。

要因としては2018年に東京多摩市の現場で起きた火災事故の補償で数十億円規模での損失が発生したことが大きい。この事故では5人の方が亡くなってしまい、話題になった。

工事現場の火災事故は動いているお金が大きい分発生するととんでもない金額が吹っ飛んでしまう。安藤間クラスのゼネコンだから減益くらいで済むが、地場ゼネコンクラスでは一発で倒産である。

元々経営自体は堅実で赤字覚悟で受注などはあまりしないので、今後は利益も回復すると思われる。

伊藤忠商事とは関係が深く、本社ビルや独身寮などを施工している。

海外比率は8%と規模は小さめで、平均年収は準大手としては標準からやや下程度である。

堅実な企業であるが、その分何か独自性が高い分野があるとか、新しいビジネスをしているということがないので大手と比べると総合的に劣っている感はある。

何か特化した分野ができればより建設業界で存在感が出てくるので、今後に期待したい。

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