2020年12月、やっとメズム東京に宿泊してきました。
メズム東京は先進気鋭のおしゃれホテルとして2019年にオープンしたホテルです。
オートグラフコレクションというマリオット系のブランドに加盟しているのでマリオット系会員はそのサービスを受けられます。
マリオット愛好者から非常に人気が高いホテルで、その理由はポイント宿泊のお得さです。
2020年現在メズム東京はマリオットの格付けでカテゴリー6となっていますが、宿泊料金は5万円を平気で超える価格になっているため、少ないポイントで値段が高いホテルに宿泊できることになるのです。
私はSPGアメックスユーザーですので、無料宿泊特典をぜひこのホテルに使おうと思っていました。
(無料っていっても年会費34000円払ってますが。。。)
いつものように建築概要からいきましょう。
建築概要
建物名:ウォーターズ竹芝
建築主:東日本旅客鉄道株式会社
設計:株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所
施工:株式会社清水建設
延床面積:103,464.42㎡ 内タワー棟62,625.47㎡
階数:地上26階、地下2階
ウォーターズ竹芝という複合再開発ビルの一部としてメズム東京は入居しています。
建物自体がJR東日本の所有物で、メズム東京もJR東日本のホテルです。
JR東日本のホテルで他に有名なのは東京ステーションホテルとかメトロポリタンとかですね。
竹芝という立地は目の前に浜離宮があり、海を挟んで高層ビルが広がるので夜景がきれいなスポットです。
他にはコンラッド東京やインターコンチネンタル東京ベイなどがあります。
高級ホテルに向いている土地ですね。
チェックイン
最寄り駅はゆりかもめ竹芝駅ですが、今回は浜松町駅から歩いていきました。
約10分くらい歩いたと思います。
スタイリッシュなデザインの車寄せですね。
エントランスを入ってやたらと光っている通路を通ってEVに乗ります。
ホテルのロビーは16階です。
ロビーは青い光に包まれて夜景がきれいに見えるロマンチックな雰囲気に仕上がっています。
やたら高い天井から吊るされているアートワークやピアノなど遊び心たっぷりの独創的な空間です。
16階からの夜景は浜離宮は暗くてわかりませんが、向かいのコンラッド東京などの高層ビルがきれいに見えて抜群の眺望です。
素晴らしいロビーですが、問題が発生しました。
人が多すぎです。
来訪したのは土曜日16:00でしたが、チェックインにかなりの人数が待っていました。
高級ホテルとは思えぬ喧騒が私たちを迎えてくれました。
この時点で少しテンション下がりました。
ウェルカムドリンクでお茶が出ましたが、なんとそこからチェックインまで約1時間も待ちました。
これくらいの格のホテルでそんなことが許されるのかと怒りが込み上げましたが、チェックイン時にエグゼクティブフロアにアップグレードしましたと伝えられたので、許しました。
私も大人ですからね。
ゴールド会員なのでアップグレードの可能性はありましたが、混み方を見る限り厳しそうだと思ったのですが良かったです。
ただし、エグゼクティブフロアにはするがクラブラウンジは使えないとのこと。これは仕方ないです。あれは特権階級の方々のものです。
客室
エグゼクティブフロアは25階です。26階が最上階なので一つ下です。
今回はChapter1というお部屋です。このホテルの1番ベーシックな部屋です。
廊下はシンプルな作りです。
センスが良い内装だと思いました。
ピアノや意味が分からない箱、間接照明部の装飾など面白い仕掛けが色々あります。
壁の仕上げではただクロス貼るだけのホテルが多い中、黒い見切りをつけてメリハリをつけているところがオシャレです。
テレビ分の押し出された壁の下にピアノ置く配置もセンスが光りますね。
風呂から部屋が見えるのは高級ホテルならではの設計だと思います。もちろん電動ブラインドがついています。
ミニバーエリアはかなりの充実度です。
普通のホテルと違うところはドリッパーで入れるあるコーヒー、不二家のお菓子、抹茶を入れられる点です。
さらにすごいのは冷蔵庫に入っている、ビール、オレンジジュース、水は無料サービスです!
これはすごい。
早速いただきました。
水回りは洗面とパウダースペースを分ける粋な設計です。
本のようなものはなんとアメニティボックスです。
これにはひっくり返るくらい心を奪われました。
ちなみにフロントでこのセットは買えます。
雪肌精は高級ホテルでしか見ませんね。私は使ったことないです。
つるんとした肌触りのパジャマです。この帯のようなものは使い方がよくわかりませんでした。
お風呂は広く、バスソルトが二つあります。
ドライヤーはサロニアで、良いチョイスですね。
シャンプー類はミニボトルではなく、備え付けです。
THE BLENDというのはコーヒーやバスソルトでも統一の名称なので、メズム東京オリジナルブランドだと考えられます。
当然トイレは独立しており、広いです。
クローゼットは充実の広さです。
部屋にはこの謎の熊がいますが、フラッシュ撮影すると面白い写真が取れます。
ネタバレは避けておきます。
客室は総合的に100点と言っても良いでしょう。
眺めよし、内装よし、広さよし、さらにワクワク感もありと、よく考えられていると感じました。
レストランでのディナー
メズム東京にはCHEF’S Theatre(シェフズシアター)というレストランがあります。
今回の滞在ではディナーをいただきました。
ご来場ありがとうございます。とここはシアターなのだと理解させる挨拶がありました。
ディナーのテーマはProvance南仏三代祭りということで、フランスの祭りをモチーフとした料理が食べられます。
テーマは季節によって変わるそうなので、来るタイミングによって違うものが楽しめます。
ワインで乾杯したあとのアミューズです。
一口サイズで軽やかにワインが進みます。
2品目はニースカーニバル。
レモンのソルベのジェノベーゼソースと共に平目をいただきます。
これも白ワインが進みます。
3品目はレモン祭り。
鱈のグリルです。
これも白ワインが進む一品でしたが、赤ワインに切り替えていました。
4品目はミモザ祭り。
仔鳩のローストです。
鳩ってはじめて食べたのですが、チキンというよりはレバーに近い味わいでした。クセはあります。
鳩の代わりに牛にも変更できます。
赤ワインが進みます。
記念日というわけでも無かったのですが、記念としてデザートプレートをいただいてしまいました。
デザートはコートダジュール。ガトーショコラの上にユズの板状のものと香草のジュレが乗っています。
これが最高においしいのですが、見た目以上に大きくてお腹いっぱいになりました。
食後にコーヒーか紅茶が出るのですが、紅茶をお勧めします。
茶葉が台車に乗って運ばれてきて、めちゃくちゃ可愛い雰囲気です。
各紅茶の香りをた。試してみて紅茶を選ばせてくれます。
紅茶とコーヒーのお供はこの茶菓子3種盛。
どれも可愛くておいしかったです。
私はカヌレというお菓子が全お菓子で一番好きなので最高でした。
ディナーは総括すると品数は少ないように最初は思いますが、満足できます。
高級感というよりはエンターテイメント感を期待してとしてディナーを楽しむと良いでしょう。
フィットネス
ジムもあります。
中々広くて充実した機材ラインナップです。
私はしっかり大胸筋を鍛えました。
まとめ
今回は朝食はなしです。
メズム東京はお洒落さに振り切った高級ホテルで、デートや記念日にぴったりのホテルだと思います。
客室の遊び心は突出していると思いますし、ロビーの雰囲気も抜群です。
唯一難点を上げるとすると、マリオットユーザーがポイントで泊まりがちなホテルなので、繁忙期は混みます。
今回私は1時間も待ちました。
高級ホテルで1時間もチェックインを待つというのは本来許容しがたいものです。
閑散期に来ると優雅なステイが楽しめるのではないでしょうか。
総合評価
立地:★★★☆☆
アクセスはイマイチですが、夜景は抜群です。
サービス:★★★★☆
基本的に良いですが、混んでいるとどうしようもないです。
客室、設備:★★★★★
客室は遊び心満載で最高です。
コスパ:★★★★★(マリオットポイント泊)
★★★☆☆(現金泊)
SPGアメックスの特典やポイントで泊まりましょう。現金では少し高く感じます。
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