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一級建築士ブロガーのTOMOです。
2021年7月、ホテルザ三井京都に宿泊してきました。
三井不動産ホテルグループの最高レベルのラグジュアリーホテルとして2020年にオープンして以来、宿泊してみたいと考えていましたが、とうとう叶いました。
ホテルの格としてはリッツカールトン京都、パークハイアット京都、フォーシーズンズ京都らと並ぶ1泊10万円クラスのスーパーラグジュアリーホテルです。
普段からビジネスホテルなら三井ガーデンホテルを利用することが多く、三井のホテルというと非常に印象が良いので期待していました。
このホテルはTHE LUXURY COLLECTIONというマリオットインターナショナルの系列ホテルブランドにも加盟しており、マリオット会員の恩恵を受けることができます。
近年の日系高級ホテルは外資系の冠を借りることが多くなっています。
外国人や各ホテルチェーンの会員を集客するために必要なことなのでしょう。
私はマリオットのゴールドエリート会員なので、レイトチェックアウトや部屋のアップグレードの恩恵を受けることができる場合があります。
早速建築概要から行きましょう。
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建築概要
建築主:三井不動産
設計:清水建設
施工:清水建設
延床面積:19025㎡
階数:地上4階、地下1階
立地は二条城の目の前にあり、隣がANAクラウンプラザがあります。
最寄り駅は二条城前駅で、徒歩5分くらいで到着出来ます。
京都駅からだと電車では少し不便なのでタクシーがオススメです。
二条城前の眺望を楽しめる部屋もありますが、それはごく一部で、ほとんどの部屋からは二条城は見えません。
二条城の前であるということは宿泊者にとってはあまり恩恵はないと認識しておくと良いです。
チェックイン
今回は京都駅からタクシーでホテルに向かいました。
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エントランスの門がとにかく立派です。
この門は梶井宮門というらしく、古くから三井家にあったものが移転されたようです。
ぜひここで記念写真を撮りましょう。
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エントランスの雰囲気は厳かです。
立派なアートが散りばめられています。
チェックインは中庭が見えるロビーで行います。
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ウェルカムドリンクでお茶と茶菓子をいただきます。
気になるお部屋のアップグレードですが、最も安いシティビューのデラックスルームから、ガーデンビューのデラックスルームにアップグレードしていただきました。
ワンランクアップですね。
部屋の広さは変わりませんが、眺望が変わります。
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ロビーの横には茶房があり、茶道の体験ができるようになっているようです。
客室
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廊下の雰囲気は落ち着いています。
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今回は371号室です。
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部屋に入ると同時にカーテンが開く演出付きでした。
客室の第一印象はナチュラルグリーンを基調とした落ち着いた雰囲気ということです。
高級感という意味ではリッツカールトンの方が上かもしれませんが、非常にゆったりした空間です。
1枚板のデスクや額縁周りの木板など質感が高いです。
広さは47㎡とのことなので、キングサイズベッドを置いても十分な広さです。
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部屋からの眺めはこんな感じです。
一番良い眺めが二条城ビューですが、このホテルは二条城向きの部屋がとても少ないです。
中庭向きがある意味スタンダードです。
結構向かいの部屋の様子などもわかるので、こちらの様子もわかるのでしょう。
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ウェルカムスイーツが置いてありました。
琥珀等と寒天で京都らしく清涼感もあって素敵です。
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お洒落なミニバーです。
石の天板が高級感があります。
置いてある苔は普通に動くのあまり触らない方が良いです。
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食器が充実しています。
引き出し内の色やマグもグリーンで部屋に調和しています。
ドリンクはもちろん、お菓子もお金かかるので注意です。
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冷蔵庫はドリンク以外に持ってきたものを入れることがスペースもあります。
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ケトルはデロンギですね。
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作業台が飛び出る仕様なのでお茶を入れるのも楽ちんです。
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洗面は当たり前ですが、二つあり非常に広いです。
蛇口が良くあるタイプではないため非常に高級な代物です。
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このクラスのホテルだとアメニティが箱に入っていますね。
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このホテルは部屋のお風呂のクオリティが凄まじいです。
全面タイルと石でできていて、ユニットではない一品物です。
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写真ではわかりづらいですが、大人が二人並んで足を伸ばせるくらいの広さです。
天板が石で側面と床がタイルです。
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アメニティはホテルザ三井のオリジナルですね。
非常に良い香りがします。
ボトルの容量もシティホテルのミニボトルとしては多く感じます。
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トイレもゆったりでスイッチが木組に埋め込まれているというお洒落さです。
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クローゼットの広さも十分です。
こんなに服かける人いるんでしょうか。
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バスローブの他に寝巻もあります。
さらさらした着心地で良かったです。
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ドライヤーはHOLISTIC CURESというブランドです。
私は私は知らなかったのですが、妻は知っていて満足していましたので良い物なのでしょう。
実際使い心地は良かったです。
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枕元には電話やスピーカーがあります。
スピーカーについてはこのクラスのホテルにしては普通の物が置いてありますね。
リッツ京都とかベッドボード内蔵でしたからね。
サーマルスプリング
このホテルの共用施設の目玉と言えるのがサーマルスプリングです。
訳して合同温泉です。
水着を着て温泉に入るというもので、地下1階のスパエリアにあります。
サーマルスプリングでは写真撮影ができないので、公式の画像を載せておきます。
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この写真見るとナニコレ?って感じですが、中に入ると本当にこんな感じです。
めちゃくちゃ写真映えな空間なので、写真取れないことが惜しいです。
温泉の温度はぬるいので、長時間楽しみたい方に向いています。
無人でしたので更衣室の写真は撮ってきました。
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このクラスのホテルの更衣室はアメニティやお水が本当に充実しています。
必要なものは全て揃っていると言えるでしょう。
当然タオルもたくさん置いてあります。
化粧水が入っているボトルですが、なんと石でできています。
こんなところにもお金をかけるのかと感心しました。
フィットネスジム
ジムは地下1階の奥にあります。
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ジムに続く廊下は幻想的な雰囲気で水が流れています。
ジムに行くかスパ(マッサージ)利用をしないと通らないところですが、やたらお金がかかっています。
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ジムの設備は充実しています。
タオルや水もあって言うことなしです。
地下1階ですが、トップライトが設けられていて自然光が入り明るいです。
FORNIでのランチ
今回の滞在では朝食は食べずイタリアンレストランFORNIでランチをいただくことにしました。
ホテルザ三井にはレストランが二つあり、イタリアンのFORNIと鉄板焼きの都季があります。
FORNIの方が安いです。
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ロビーからおしゃれな廊下を抜けた先にFORNIがあります。
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前菜からデザートまで全て選択できるというコース料理です。
難しいカタカナが並べられているので勘を頼りに注文します。
私と妻で被らないようにしました。
まずは前菜です。
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次にパスタとピザです。
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次にメインです。
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最後にデザートです。
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どれも非常に美味しかったです。
前評判を少し調べるとイマイチなレストランなのかと思いましたが、全くの杞憂で楽しめました。
一人5900円のコースです。
朝食が6100円もするので、ランチにするのもアリですね。
レストランの利用ではゴールドエリート会員だと15%オフになります。
これが地味にありがたいですね。ドリンク1杯分くらいにはなります。
店内の画像はないですが、凝った内装で中庭も望めるため店内の雰囲気は抜群です。
まとめ
HOTEL THE MITSUI KYOTOの宿泊記でした。
どうしても同じマリオット系で1泊10万クラスのリッツ京都や翠嵐との比較になるのですが、ソフト、ハードともに
リッツ>三井>翠嵐
という印象です。
それぞれ強みがあるので一概に言えた話ではありませんが、ハードの高級感はこの序列で良いと思います。
現在マリオットのカテゴリー7ですが、近々8に上がることは間違いないクオリティのホテルだと思うので、マリオットユーザーの方は早めに宿泊しておくべきです。
今回はポイント泊だったので費用はランチ代のみです。
高級ホテルにポイント泊はやはりお得ですね。
総合評価
立地:★★★☆☆
二条城の目の前ですが、二条城を見ることができるお部屋が少ないです。この計画ならどこに建てても大差はないかと思いました。
サービス:★★★★☆
国内最高峰かというとそうでもないかもしれませんが、十分満足できると思います。
客室、設備:★★★★★
さすがというレベルの高級感です。サーマルスプリングは独特の雰囲気で非常に楽しめます。
コスパ:★★★☆☆
宿泊費は8~10万円程度と高額なのでコスパは高くないですが、思い出にはなるでしょう。
このホテルにポイント泊するにはSPGアメックスの発行が不可欠です。
是非検討ください。