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ホテルザセレスティン京都祇園 宿泊記

2020年お盆、コロナ自粛とGotoキャンペーンが錯綜する複雑な社会情勢の中、京都に行ってきました。

私は名古屋に家があるので京都は遠くありませんので、遠足気分で行ってきました。

京都に行った目的は色々あるのですが、実はあまり京都の街中を見たことがなかったので、市街地にあるホテルに泊まって都市としての京都を味わってみたかったというのが大きいです。

市街地に近いホテルでいいところはないか探したところ、お値段も割安で祇園という好立地にあるホテルザセレスティン京都祇園に2泊することにしました。

ホテルザセレスティンは三井不動産系のシティホテルで、現状日本に3つ展開しており、格としては高級ホテルとは言えないものの、ビジネスホテルよりははるかに上質でゆったりした時間が過ごせるブランドです。

早速建築概要を見ていきましょう。

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建築概要

建築主:株式会社NTT西日本アセット・プランニング

設計:三井住友建設

施工:三井住友建設

インテリア:株式会社SIMPLICITY、三井デザインテック株式会社

延床面積:7958.96㎡

階数:地下1階地上5階建て

建築主はNTT西日本アセットプランニングとなっていますが、事業主は三井不動産であり、敷地を取得しホテル計画をしたのは三井不動産ということです。

設計施工した三井住友建設はホテル建築での設計施工実績は多くありませんが、グループ会社である三井不動産の抜擢があったのでしょう。

開業は2017年でまだまだ新しいホテルです。

京都祇園という立地上、高層建築はできませんので階数は地上5階で規模としては控えめです。控えめな分ゆったりしていますし、各共用スペースもそれほど混雑はしないと思われます。

立地は二年坂や清水寺、祇園四条まで徒歩圏内であり、京都駅からシャトルバスも出ているので非常に便利なところと言えます。周囲は祇園らしく狭い路地が張り巡らされており、民家や小規模飲食店が密に建っているエリアです。

よくこんなところに建設できたものだと思わされます。

すぐ北には建仁寺があり、こちらは双竜の天井絵が有名ですので宿泊の際は立ち寄ると良いでしょう。

チェックイン

今回は京都駅からシャトルバスで向かうこととしました。

京都駅八条口からシャトルバスに乗り、約15分ほどでホテルに到着です。

瓦屋根の庇にのれん、外壁の色など京都の民家を強く意識したデザインで、京都テイストとかそういうレベルではなく完全に京都に溶け込もうとした外観です。

祇園という立地上正解かと思いました。

バスのお出迎えと荷物持ちもしてくれて、ホテルのグレードの割にかなりホスピタリティが高いという第一印象を受けました。

車寄せには謎の鉢が置いてあり、雰囲気を出しています。

入り口は1階なのですが、チェックインロビーは地下1階にあり、エレベーターか階段で降ります。今回はホテルマンにエスコートされてエレベーターで降りました。

ロビーは中庭を望めるようになっており、中庭部分は屋根がなく日光が降り注いでおり、良い雰囲気です。

インテリアは落ち着いた色のものが選ばれており上質でした。

決して広くないロビーですが、地下1階と1階が吹き抜けになっているので非常に開放感があります。

普通なら1階から2階を吹き抜けにすればよいのですが、高さ制限がある京都では、地下を利用して客室数を減らさず豊かな空間のロビーを作ることにしたのでしょう。

京都ならではの工夫を感じました。

チェックインではコロナの関係で朝食はビュッフェではなくプレートだと告げられました。まあ問題ないです。

2泊とも和食にしました。

客室

今回の客室は4階のスーペリアツインでした。

このホテルは回廊型で真ん中が中庭という構造を取っています。意外と敷地が広いことを実感しました。

日光が降り注ぐ気持ちの良い廊下です。

廊下は暗めのホテルが主流ですが、逆を行くのも悪くないですね。

客室は靴を脱ぐスタイルだと公式HPに記載がありましたが、実際行ってみると一段上がっているわけではなくタイルとカーペットで分かれているだけで案内もないので靴を脱ぐ部屋だということはわかりません。

内装は白を基調とした和モダンで、間接照明が多用されています。

ベッドはダブルベッドを二つつなげた所謂ハリウッドツインのような形式で、一つの大きなベッドにマットレスが二つ置いてあるため簡単にマットレスが動きます。これはちょっと微妙な仕様です。

印象的だったのは大きな洗面台で、洗面とお茶くみテーブルを兼ねていて非常に使いやすいです。

テーブルの上を開けるとグラスとティーカップがあり、これは焼き物で京都らしくて良いですね。

シンプルな白い内装の中にアクセントで赤を潜ませて置くのは面白いデザインです。

水がボルビックなのは安心感があります。

風呂、トイレ、洗面は分かれていて良いです。

風呂の色が全面黒で、これはどういう意図なのでしょうか。いきなり目の当たりにする真っ黒が不自然でした。

アメニティは充実しています。

ミニボトルはよくわかりませんでしたが、こだわりのブランドらしいです。

ドライヤーはパナソニックのナノケアで、中々良いものを置いています。ポイント高いです。

部屋からの眺めはこんな感じで、4階(最高でも5階)なので眺めが良いよいということはありませんが、清水寺も見えるしそう悪くはありません。

下に見える駐車場は専用駐車場で1泊2000円くらいだったと思います。ちょっと高いですね。

スリッパが良かったですね。これは使い捨てなのでしょうか。非常に良い質感です。

これで大浴場に行けます。

大浴場

ホテルザセレスティン京都祇園には大浴場が設置されています。

三井系のホテルは大浴場をつけるということに強いこだわりを持っています。

大浴場は地下1階にあります。

浴場の写真は公式HPからです。

大浴場に関しては中庭を望めるのはいいのですが、温泉ではないですし、露天もないですし、至って普通でした。

何かもう少し楽しめる部分があればよかったという印象です。

あと湯温がやたら高く、私には熱くてすぐ出てしまいました。(笑)

でも大浴場があるだけでもないよりは絶対良いです。

ラウンジ

このホテルにはラウンジもあり、昼はお茶やコーヒーが無料でいただけ、夜はバーになるらしいのですが、コロナで中止していました。

シャトルバスの待合室として椅子だけ置いてありました。

ラウンジの雰囲気はとてもよく、一枚板のテーブルなんかとても高価だと思います。

ぜひ利用したかったです。残念。

朝食

朝食はレストラン圓堂でいただきます。

圓堂は京都で有名な天ぷら屋さんでこのホテルの隣にも店舗があります。

圓堂監修の朝食はこのホテルの大きな売りでもあります。

普段はビュッフェなのですが、コロナでプレートでした。

メニューを見ていただくとわかる通り、和食と比べて洋食は品数が寂しい感じです。

ですから私は2泊とも和食にしました。

これは大正解でした。

やはり売りである天ぷらは非常においしかったです。

素材をただ揚げるだけでなくひと工夫されているのが感動しました。

そのほかの料理もどれも上品でおいしかったです。

ビュッフェもいいですが、色々少しずつ楽しめるプレートも非常に楽しめました。

レストランの内装もおしゃれで高級感がありました。

ディナーもやっていますが、ちょっと高いです。

セレスティン京都祇園の朝食は今まで食べたことがあるホテルの朝食でもかなり上位にランクインするクオリティでした。

このホテルを選ぶ大きな理由になると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

総評としては京都の雰囲気に溶け込みながらゆったりできるちょっといい感じのホテル。という感想です。

観光地に近いながらも静かな立地というのもポイント高いです。

京都はホテル建設ラッシュで凄い数のホテルがあり選ぶのも大変ですが、費用対効果という面でホテルを選ぶのであればこのホテルザセレスティン京都祇園はとてもおススメできます。

今回は1人一泊朝食付きで8000円程度でした。このクオリティのホテルとしてはとても安いと思います。

せっかく旅行に行くのにビジネスホテルでは寂しいという人は是非候補に挙げてみてください。

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総合評価

立地:★★★★☆

観光地が近く、駅からもバスが出ているのでアクセスしやすいです。

サービス:★★★★★

価格を考えると最高のおもてなしと感じます。レストランも上質です。

建築的魅力:★★★★☆

祇園の街並みに調和した外観が秀逸です。内装もシンプルかつ上品です。

コスパ:★★★★★

宿泊価格に対するホテルの質感はかなり高く、サービスも良いのでコスパはとても良いです。

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