ゼネコンから転職

ゼネコンから転職するには?転職に成功する方法②

一級建築士ブロガーのTOMOです。

全国のゼネコンから転職したいと思っている人に私の体験談をお届けします。

前回の記事ではなぜゼネコンから転職するに至ったかを説明しました。

②章では実際に転職活動を行う際の注意点について述べていきます。

転職では何を達成したいのかハッキリとさせる

まずは自分が転職することで何を解決したいのかハッキリさせないといけません。

ゼネコンから転職したい人の転職で解決したいことは概ね以下のようなことだと思います。

・残業を減らしたい

・オフィスで働きたい

・成長しやすい環境に行きたい

・年功序列が弱い環境に行きたい

・転勤をなくしたい

・年収を上げたい

何が目的でも良いのですが、必ず解決したいという点と妥協しても良い点を自分の中で定めておきましょう。

私の場合は

・転勤がない

・顧客と直接やり取りする仕事であること

この二点を必ず解決する点としました。

残業時間、年収といったことは妥協しても良い点として転職活動を始めました。

べてが好転する転職はほぼ無理と思っておくことが自分の首を絞めない大切なことです。

転職先の業界を考える

次に転職先の業界や業種を絞らないといけません。

ゼネコン出身者が建築の知識やスキルを活かしながら転職できる業界を列挙します。

・ゼネコン他社

・デベロッパー

・インフラ会社

・公務員

・建設CM会社

・設計事務所

ざっとこんなところだと思います。

もちろん給料を大幅に下げて未経験業種という選択肢もあります。

給料に妥協できて若い人は完全に未経験の別業種でも良いでしょう。

私の場合はコンサルティングファームに行きたかったので完全に未経験業種でした。

しかし、たまたまその時建設業界向けのコンサルティングを行う部署があるコンサルティングファームの求人があったので、給料も下がるどころか上がり内定をもらいました。

デベロッパーは目標にはしない

ゼネコンからの転職で可能性がある中で最も難易度が高く、人気があるのはデベロッパーの企画職です。

デベロッパーはそもそも新卒入社の人員すら少ないので中途となると更に激戦です。

20代で一級建築士を持っている施工管理職ではほとんどが書類で落ちます

実際に私は2社デベロッパーに書類を提出していますが、両方落ちています。

基本的にはゼネコンから行くなら意匠設計からでないと行けないと思ってください。

意匠設計からでも20代で一級建築士を持っていて誇れる実績+語学力くらいないと受からないと思ってよいです。

しかもデベロッパーは三井不動産や三菱地所なら話が別ですが、他はスーパーゼネコンより給料は低いことがほとんどです。

私はデベロッパーの企画へ行くことを転職の目標にすると転職はうまくいかないと考えています。

ゼネコンからの転職では安易に川上に行きたいと考えて転職活動をしてもうまく行かず、結局ゼネコンに残るパターンが非常に多いと聞きます。

どうしてもデベロッパーに行きたいなら品質管理職というものが設置されている会社があるのでそちらならチャンスは広がるでしょう。

インフラ会社や建設CM会社はデベロッパーより可能性が高い

鉄道、ガス、電気といったインフラ会社は建築的側面も持つ会社なので転職チャンスはあります。

インフラ会社は設備系の人材が目指すには経験がマッチしやすく良いと思います。

建築系でも十分チャンスはあるでしょう。

建設CM会社は直接的に建築を仕事とするので、当然転職先の候補になるでしょう。ただ、建設CM会社は工事経験が豊富なベテランの方が中途で入ることが多い会社ですので、若手だと逆に苦戦する傾向があります。

インフラ会社も建設CM会社も残業時間の部分を解決し、且つ給料をあまり下げたくない人に人気の転職先です。

ゼネコンから他社ゼネコンへ行くのは一部の人のみの選択肢

当然のことですが、ゼネコンから他社ゼネコンに行っても根本的な転職目標を解決できることは少ないでしょう。

しかし、中堅ゼネコン→スーパーゼネコンのような同業の大きい会社へ移る転職は給料を上げるという点では効果的且つ簡単です。

どこも施工管理は人手不足なので、資格さえ持っていれば簡単に転職できると思います。

とにかく残業を減らしたい、転勤を減らしたいだけなら今いる会社でうつ病の診断もらって窓際族になるのが最も簡単かつ、給料下がりません。

スーパーゼネコンから転職する場合給料が減るのは覚悟すること

私が転職活動をしてみて分かったことは、スーパーゼネコンの社員というのは残業代で給料が底上げされている分、転職する際給料は上がりづらいという点です。

どこに転職しても恐らく給料は同等以下を提示されると思います。

決まりとして前職年収保障とかしていない限りは下がると思います。

ゼネコン社員は市場価値<給料の状態になっていることがほとんどですので、自分の今の年収は大したことやってないのに高いと自覚することは転職においては意外と重要です。

「20代で年収800万の俺は凄い。引く手数多だろう。」

なんて勘違いしているゼネコン社員は絶対に転職は成功しません。

かといって自分を安売りするのではなく、何が出来るのかしっかり自分で整理し言語化して伝える準備をしましょう。

具体的な転職先の探し方は?

転職先を探す方法ですががいくつかあります。

ここでは直接応募とエージェント経由のどちらが良いかということを議論するつもりはありません。

また、転職サイトのアフィリエイトをするつもりもありません。

直接応募する

行きたい企業が明確な場合は、その会社の公式サイトに行って採用を行っているか確認して直接応募できます。

ある意味理想の転職方法ですが、簡単には書類は通りません。

転職サイトで探す

個人的に二つのサイトに登録すれば良いと思っています。

一つ目が日本で最も大きな転職サイトであるリクルートエージェントです。

求人数が非常に多く、応募したい会社が一つもないなんてことは少ないと思います。

幅広く探したい人に向いています。

二つ目はビズリーチです。

ビズリーチはスカウト型なので自分から求人を探して応募するのではなく、自身の経歴とスキルを入力しておくと

こんな求人ありますが受けてみませんか。という声がかかります。

ビズリーチは一点突破型の転職活動をしたい人に向いています。

リクルートエージェントに比べて書類審査は格段に通りやすいと思います。

私はビズリーチで紹介いただいた求人から内定をいただき、転職しました。

個人的には良いエージェントと出会えたのでビズリーチ推しです。

②章まとめ

転職活動を開始する前に自分がなぜ転職するのかというところをしっかり考えて言語化しておきましょう。

どのみち面接でも聞かれるので、準備しておく必要があることです。

転職先はその転職理由から探していくとスムーズに進みます。

次の③章では実際に私がどんな企業に応募し、内定に至ったかを解説します。

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