2020年お盆、大阪に行く予定があったので手軽に泊まれるホテルを探していたところ、コートヤードバイマリオット大阪本町がお手頃価格になっていたので泊まってきました。
私はSPGアメックスというクレジットカードを持っていて、マリオット系のホテルに泊まると様々な特典があるので、優先的に選ぶようにしています。
具体的に言うとSPGアメックスを持っているとゴールドエリートという会員になり、部屋のアップグレードがしてもらえたり、ポイントがたくさんついたり、レイトチェックアウトができたりします。
年会費3万円のカードですが、マリオット系のホテルに1泊できる特典が付くので全く損はしないカードなので、興味ある方は問い合わせください。
コートヤードバイマリオットはマリオット系の比較的利用しやすい価格帯のホテルブランドです。
マリオット系はホテルブランドの数が異常に多いのでブランドのことを知りたい方は下の記事で解説しているので是非見てみてください。
建築概要
では建築概要から見ていきましょう。
建築主:サンフロンティア不動産株式会社
設計:株式会社久米設計
施工:株式会社奥村組
延床面積:8194㎡
階数:地上17階地下1階
規模としては普通ビジネスホテルレベルの規模感です。
最寄り駅は堺筋本町駅ですが、本町駅からも歩いて行けます。
ビジネス街の色が強いエリアなのでビジネス利用を強く意識した計画といえます。
コートヤードバイマリオットというブランドは高級ホテルとビジネスホテルの中間くらいの位置づけなのでちょっといいところに泊まりたいビジネスマンを狙ったホテルでしょう。
大阪のど真ん中なので、観光にももちろん便利な立地ですが、観光なら普通に梅田とか難波のほうが交通の便は良いでしょう。
久米設計は日本を代表する設計事務所で、外資系ホテルの設計経験も豊富な会社です。
このホテルの設計も非常に合理的で、建築士の私からみても素晴らしい設計だと感じました。
南面が高速道路なので、南面の外壁ラインを斜めにして高速道路と平行にしないことで圧迫感が緩和されるような工夫がされています。
チェックイン
今回は地下鉄でホテルに行きました。
堺筋本町駅からすぐなので利用しやすいですね。
エントランスは大きな庇が特徴的なシンプルで高級感がある設えとなっています。
車寄せはないので、車で来て雨に濡れずに入ることはできません。
また、駐車場がないので自家用車で来た場合近くのパーキングに停める必要があります。車で来る人は要注意です。
入口の真正面には銀杏の葉のようなアートが飾られています。
コロナ対策の消毒液もあります。
ロビーは天井が高く、白を基調とした落ち着いた雰囲気です。
良い匂いがしました。マリオットホテルとはまた違う匂いです。
チェックイン時にゴールドエリート会員なので14時までのレイトチェックアウトを提案されましたが、今回は見送りました。
部屋のアップグレードはありませんでした。
入り口入ってすぐにカフェスペースがあり、小ぶりですが大きな窓が備えられた開放感のある場所です。
チェックインで気になったのは従業員の方の身だしなみです。女性の方だったのですが、茶髪のチリチリヘアだったので少しホテルのフロントとしてはふさわしくないのでは?と感じてしまいました。
コートヤードというブランドはカジュアルなブランドなのでそういうところは気にしてはいけないかもしれません。
客室
今回の部屋は15階のアンビシャスキングという部屋でした。
廊下はよくある暗めの落ち着いた雰囲気です。中々よいです。
部屋は24㎡程度と書いてあったので多少手狭かと思っていましたが、キングサイズベッドがあっても窮屈に感じない広さでした。
バスタブが部屋になく、シャワーブースのみとなっているためその分ベッドスペースが広くとれています。
新しいホテルだけあってきれいで清潔な内装でした。
マリオット系が多用する木目調のシートが家具にたくさん張られていて、マリオット系であることが強く認識できました。
デスクは広く、椅子も大きいのでビジネス利用するにも非常に使いやすい設計になっています。
明らかにその辺のビジネスホテルとは一線を画す内装のクオリティで、シンプルですが安っぽさはないです。
床はフローリングですが、木ではないのが少し残念でした。
ドライヤーは普通です。
コテがあるのは珍しいですね。急に泊まることになった女性への配慮でしょうか。
アメニティは最低限という感じで特別こだわりもなさそうです。
シャンプーなどはOrange Roseという商品でした。個人的にはミニボトルだと嬉しいのですが、良い匂いでした。
マリオットホテルのアメニティというとTHANNという商品が置いてあって気に入っているのですが、コートヤードは違うようです。
水は初めて見るものでした。
客室は総合的に値段を考えると十分なつくりだったと思います。施工も非常に丁寧にされており、奥村組やるなーと思いました。
思い切ってバスタブをなくして部屋を広くとる選択は素晴らしいと思いました。
大浴場
このホテルは2Fに大浴場があります。
コロナの関係で時間を予約して入るというシステムでした。
外資系ホテルで大浴場があるのは珍しいのでうれしいですね。
今回は運よく貸し切り状態で、存分に楽しむことが出来ました。
一応露天風呂があり、竹が飾ってあったりして和のテイストを意識されています。
ビル街にあるので露天風呂は壁に囲われ、屋根もルーバーになっており外ではあるものの、開放感はありません。
それでも露天を作った設計は褒めるべきと思います。ないよりあったほうが絶対良いです。
小さいですが、価値のある大浴場だと思います。
ただ、混んでいたら脱衣所も浴槽も小さめなので厳しい状況になると思います。
ジム
コロナで閉鎖されていましたが、ジムもあります。
これもまた狭そうなのであるだけでOKという感じでしょう。
でもジムがあるだけでビジネスホテルとは住み分けできますね。
レストラン
今回は朝食をつけなかったので行っていませんが、2FにSTITCHというレストランがあります。
このレストランはホテルの外からも直接アクセスできるようになっています。
コロナの影響でレストランでの朝食は中止されており、朝食ボックスなるものが1650円で買えるみたいでした。
他のブログで拝見しましたが、1650円は高いのでは?という内容でした。
普段はビュッフェスタイルのようです。
まとめ
以上コートヤードバイマリオット大阪本町の宿泊記でした。
今回は素泊まりで一泊二人で9860円でした。マリオットのポイントが925ポイントついたので実質9000円くらいですね。
とてもコスパが良いと思いました。
この値段はコロナで色々制限が出ることに対しての対応として安くしている側面があるので普段はもう少し高いと思います。
清潔でしっかり外資系ホテル感もあるし、ビジネスはもちろん彼女や奥さんとちょっとした楽しみとして選ぶのもよいでしょう。
ビジネスホテルと思って行くとよい意味で裏切られると思います。
総合評価
立地:★★★☆☆
堺筋本町駅すぐなので、悪くはないが本町駅から遠いので梅田や難波からのアクセスが微妙です。
サービス:★★★☆☆
コートヤードなので大きく期待するものではありません。
内装設備:★★★★★
内装の質感が高く、大浴場やフィットネスも備えているので価格を考えると素晴らしいです。
コスパ:★★★★☆
宿泊価格は1万から2万円の間なので出張で泊まれる範囲に入る人も多いと思います。コスパは高いです。
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