うつ病になってしまった体験談

一級建築士ホテルブロガーのTOMOです。

私は2021年にうつ病と診断され、2か月会社を休職しました。

その時の体験を基に少しでも同じようにうつ病で苦しむ人が減るよう、情報を発信していきたいと考えて記事を書いています。

私の体験談

うつ病のきっかけ

私は大手ゼネコンでサラリーマンをしており、建設現場での施工管理の仕事を中心に働いています。

建設現場の仕事は朝早くに出社し夜も遅い仕事で、ワークライフバランスを確保することが難しい職種として有名ですが、仕事自体は嫌いではなくそれなりにやりがいを持って取り組んでいました。

2021年は入社して6年目の年で、この年配属された部署の上司と人間関係がうまくいきませんでした。

私の能力不足な部分もあったのですが、上司の思い描くような仕事ができず、毎日のように怒られ関係は悪くなるばかり。

やり直しの指示が多くなり業務量も増えていきました。

やってもやっても業務が終わらず、先が見えないトンネルに入ったような気分でした。

仕事が終わっていかなくても当然新しい仕事は発生するので、残業時間は増える一方で体力的にも疲れが出てきてミスが増え、更に業務が終わらないという悪循環に突入してしまいました。

それから徐々に体に異変が出始めました。

うつ病の症状が出始める

最初におかしいな?と思ったことは食欲が出ないことでした。

いつものようにお昼ご飯を食べるのですが、全く食事が喉を通りません。

お腹が空いている感覚もなく、飲み物だけ飲んで過ごすことにしました。

少し疲れているだけだろうと思っていたのですが、翌日以降も食欲は一向に戻りませんでした。

ただ、家に帰って夕食は食べることができたのであまり心配はしませんでした。

食欲不振の症状が出てから2週間ほどして次に症状が出たのが胸の動悸です。

通勤の電車内で胸がドキドキしてしまい、呼吸が苦しくなりました。

動けなくなるほどではなかったのですが、酷い緊張状態に似た感覚でした。

初めて動悸の症状が出たのが金曜日で土日休めば治るだろうと考え、その日はそのまま出勤しました。

しかし、土日の間も動悸は断続的に発生し、本来楽しいことであるはずの妻との食事の際にも苦しくなりました。

ここでもまだ私はこれくらいのストレスは誰にでもあるだろう考え、妻にも相談しませんでした。

翌週の月曜日~土曜日(土曜は休日出勤)はまた動悸がありましたが通常通り出勤しました。

頭がボーっとしたりすることがあり、何だかおかしいなという自覚はありましたが、仕事中はアドレナリンが出ているからなのか、思いのほか働くことができていました。

食欲不振の症状が出てからここまで約3週間です。

そして決定的な症状が出る

体の異変を感じながらも土曜日まで働き、迎えた日曜日に決定的な症状が出てしまいました。

日曜日の夕方18時ごろ強い動悸が襲ってきました。

これまで発生したような動悸よりも遥かに強い動悸で、呼吸ができませんでした。

手が震えて身動きができず、うずくまってしまいました。

妻が気付いて横にしてくれておかげで呼吸はできるようになり、何とか落ち着くことができました。

その日の夜は全く眠れず、動悸も完全には治まることがことがなかったので、妻から休んだ方が良いと助言を受け、会社を休むことにしました。

妻の言葉がなければ私は月曜日も出勤していたかもしれません。

妻が探してくれた精神科に行き、事情を説明するとうつ病と診断されました。

その後会社に診断書を提出し、会社のカウンセラーとも相談の上、2か月休職することになりました。

休職するときの心境

休職するとなったとき、辛かったことは大きく分けて2つです。

周囲への申し訳ない気持ち

今まで普通に会社に行っていたのにいきなり2か月休むというわけですから、とてつもない業務負担を回りに押し付けることになります。

「上司や同僚は自分を恨むだろう」

「次会ったときどんな顔すれば良いのだろう」

などと本当に申し訳ないという気持ちで一杯になりました。

精神科の先生や会社のカウンセラーは業務のことはすべて忘れなさいと言うのですが、簡単にはできません。

自己肯定感の喪失

自己肯定感も完全に喪失しました。

「自分は仕事が出来ない上に辛くなったら休むクズだ」

「任された業務も遂行できないなんて社会人として終わっている」

などと考えてしまい、自分のことが大嫌いになってしまいました。

休職してみて

結論から言って休職して本当によかったです。

最初は自分を責めたり、周囲の反応が怖かったり心が沈んでいましたが、無気力だったのは休職して最初の2週間程度で済み、仕事と離れて生活するうちに徐々に前向きになることができました。

私には妻がおり、妻が終始寄り添ってくれたことが本当に力になりました。

ある程度回復してからは家事をするようになって、妻との関係も良化しました。

普段忙しくて家事などしていなかったので、この機会にできるだけ恩返ししました。

最終的には

「職歴に傷がついて悔しいな」

くらいの冗談が言えるくらいにはなりました。

最後に

うつ病になった後調べて分かったのですが、今回の症状は新型うつ病と呼ばれるものに近かったようです。

心が壊れ何もできなくなってしまうような従来型うつ病ではなく、業務のストレスにのみ過剰に心が反応してしまうタイプのうつ病だそうです。

とにかく、回復できたことは本当に良かったですし体の異変を感じたら直ぐに誰かに相談して早期に芽を摘むことが重要だと今回のことで学びました。

この記事を読んでくださっている方も私のような症状が出たら早く家族や会社のメンタルヘルスケア担当に相談しましょう。

手遅れになると本当に何もできなくなったり、最悪自殺に繋がる可能性もあります。

自分の体より大切な仕事などありません。

うつ病に関わる記事は今後も書いていきますので、そちらもご覧ください。

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